黒岩祐治知事は18日の定例会見で、今年1年の県政を象徴する漢字に「越」を挙げた。選んだ理由を知事は「新しい時代に向かい、(いろいろな面で)越えていった基盤作りができた年だった」と述べた。
県は9月、ベトナムの相互理解や交流を深めるため「ベトナムフェスタin神奈川」を開催。目標を上回る40万人が訪れたという。知事は「越の下に南を書くと『越南』でベトナム。そういう意味での越でもある」と説明した。
未病コンセプトについても、サミット開催などから「WHO(世界保健機関)にも理解が進んだ。神奈川、日本の枠を越えて未病コンセプトが広がった」と胸を張った。
さらに2020年東京五輪セーリング会場に江の島開催が決まったことにも「さまざまな困難を乗り越えて決定した」と1年を振り返っていた。