マイナンバー制度の番号通知カードの配達をめぐり、横須賀市内で発送された通知カード入りの簡易書留約1万4千件分が、同市に返送されていることが明らかになった。返送の内訳は、郵便局での保管期間経過分が約9500件、宛名不明が約4500件。宛先が空き家だった例や、受け取りを拒否されたものなどがあったという。
吉田雄人市長は10日の会見で、「今後発生する想定外の事務料を考えると、1万という件数は膨大で頭を痛めている」。今後の対応については「返戻分を整理して受け取りに来た人に確実に渡すため、迅速に検索するための登録作業や問い合わせ対応に専念している」としている。
マイナンバーの通知カードは地方公共団体情報システム機構から住民票のある全ての市民(世帯単位)へ簡易書留で郵送されている。