川崎青年会議所(JC)は10日、11月で任期折り返しを迎えた福田紀彦市長の選挙公約の中間評価を市長本人に手渡した。JCが選んだ専門委員と一般委員によるマニフェスト評価委員会が2年間を評価した。
13年市長選で福田氏が掲げたマニフェスト14項目を学校の通信簿に見立てて5段階で評価。待機児童解消や中学校給食実施などの子育て政策と、区民車座集会など市長の現場主義の2項目が「4」。最高ランクの「5」はなかった。
有償ボランティア制度の導入や県内で一番高い介護保険料からの脱却など四つの項目が「2」にとどまった。
羽山友章理事長から「第2学期通信簿」と書かれた評価結果を受け取った福田市長は「『2』のものもあるので、さらに残り任期でチャレンジングな取り組みをして『5』を目指したい」と述べた。
川崎JCは12日午後6時半から幸区の川崎市産業振興会館でマニフェスト検証会を開く。若年層の政治参加に向けたシチズンシップ教育の一環として、福田市長も参加した高校生10人との討論も予定している。参加無料。