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「殿町」候補にとどまる 「世界に誇る研究拠点」再審査で採択目指す

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2015年11月27日(金) 03:00

 国立研究開発法人科学技術振興機構は26日、国が拠点形成を後押しする「世界に誇る地域発研究開発・実証拠点(リサーチコンプレックス)」に医療産業都市を目指す神戸市を採択した。川崎市などが手を挙げていた川崎殿町地区周辺エリアは候補にとどまり、試行期間を経て1年後の再審査で採択の可否が判断されることになった。

 同制度は、産・学・官の複合研究開発拠点としての拠点形成や発展を支援する制度。リサーチコンプレックスに選ばれると、文部科学省予算で年間最大7億円の支援が2020年度まで受けられる。

 同機構は全国から2カ所程度を選ぶ前提で、今年7月から9月まで公募を行い、10件の応募があった。川崎市は県、横浜市、東京都大田区とともに提案。慶応大を中核機関としてロボティクスやナノテクノロジー、再生医療などの先端機関が連携して若手研究人材を育成するプランを提案していた。

 16年度に行う再審査には川崎市のほか京都府と北九州市が臨む。採択されれば17年度から神戸市と同等に、異分野融合共同研究▽最先端設備の共同利用▽人材育成-などの取り組みに関して支援を受けられる。

 同機構は、川崎市が採択に至らなかった理由について「エリアを管理する中核機関となる慶応大の相応の機関が殿町地区にない点は課題」などと説明。市臨海部国際戦略室は「慶応大と連携できたのは大きな一歩。殿町地区は16年度中に開発拠点の整備が整うので、再審査の段階では評価してもらえるはず」としている。

 
 

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