2020年東京オリンピックの追加種目として提案されているサーフィンについて県内開催を要望している黒岩祐治知事は12日の記者会見で「本気です」と、あらためて県内開催を大会組織委委員会に求めていく考えを示した。
「湘南はサーフィンのメッカ。憧れの場所でやるのは素晴らしい」と述べ、江の島(藤沢市)で開催が決まっているセーリング競技で整備するパブリックビューイング設備などが、そのままサーフィン競技でも使える利点も強調。「国際大会が開かれた実績もある。(セーリングと合わせ)『海の五輪は神奈川』と全力を挙げて取り組んでいく」と意気込んだ。
大会組織委員会は追加種目としてサーフィンや野球・ソフトボールなど5競技18種目を国際オリンピック委員会に提案しており、来夏にも実施種目が正式決定する予定。県内には湘南地域を中心に全国有数のサーフスポットがあることから、黒岩知事は7日に県庁を訪れた組織委員会の森喜朗会長と会談した際、県内開催の要望を直接伝えていた。サーフィンは千葉県や宮崎県も開催を求める意向を示している。