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政界の断面
橋下新党旗揚げ、県内勢ゼロ“ご当地維新”に警戒感

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2015年11月4日(水) 03:00

「おおさか維新の会」の結党大会で、全国への党勢拡大に意欲を示す橋下代表(中央)。左は松井一郎幹事長、右は吉村洋文政調会長=10月31日、大阪市内のホテル
「おおさか維新の会」の結党大会で、全国への党勢拡大に意欲を示す橋下代表(中央)。左は松井一郎幹事長、右は吉村洋文政調会長=10月31日、大阪市内のホテル

 維新の党の分裂を受け、橋下徹大阪市長らが旗揚げした新党「おおさか維新の会」には、維新の党に所属する国会、地方議員のうち神奈川からの参加はゼロだった。橋下氏に同調してこなかった維新県総支部幹部は「当然の帰結」と受け止める。だが、大阪の副首都化に象徴される地方分権を旗印に、各都道府県の冠を付けた「維新の会」の全国展開を視野に入れる“橋下維新”に対する警戒感も見え隠れする。

 「『おおさか』の名が付いた国政政党に全国から国会、地方議員が集まってくれた。感謝というより、うれしすぎます」-。10月31日、大阪市内のホテル。新党の暫定代表に就いた橋下氏は、地盤の大阪以外から呼応した国会、地方議員を手放しで歓迎した。

 結党大会に大阪以外から参加した地方議員らの地元は19都府県に及ぶ。記者会見で橋下氏は「地方分権型政党なので、これから各地に『ご当地維新』をつくってもらう」と表明、地方議員らに設立を既に指示したと明かした。「ここからは選挙を通じて同じ考えを持つメンバーが増えるよう努力する」とも強調、全国への伸長に意欲を示した。

飛び火を懸念
 会場に神奈川勢の姿は皆無だった。「掲げる政策は何ら変わらないのに、なぜ新党なのか」。橋下氏側に疑問を呈する県総支部代表の青柳陽一郎衆院議員は、「神奈川の議員が呼応しないのは当然」と突き放す。

 同副代表の水戸将史衆院議員も、2012年に橋下氏が結成した最初の国政政党「日本維新の会」のメンバーだった当時を振り返り、「明らかにあの時の方が勢いは上。関西はいざ知らず、神奈川での影響力は限定的」とみる。

 ただ結党大会に参加した顔ぶれには東京や千葉、埼玉、茨城の地方議員がおり、今後関東で影響力を伸ばす可能性も秘める。青柳氏は、来夏の参院選を念頭に、神奈川への飛び火を警戒する。「今後に懸念がないと言ったらうそになる」

募る疑心暗鬼
 新党にとっては「大阪都構想」への再挑戦を掲げて挑む22日投開票の大阪府知事・市長のダブル選の勝敗が当面の試金石となる。加えて、12月18日の市長任期満了をもって政界引退を表明している橋下氏の去就も焦点だ。

 「国を変えるために先頭に立って。橋下さんの捨て身を見せてください」。結党大会では、新党組の片山虎之助元総務相が公然と橋下氏の引退撤回を求めた。苦笑いの橋下氏は、引退をあらためて明言する一方、党の法律政策顧問に就く考えを示し、「自分の人生。フリーハンドでやらせてもらう」と含みを残した。

 橋下氏に振り回されてきた県内の維新議員は疑心暗鬼にさいなまれている。「政界引退は信用できない。ダブル選の結果が芳しくなかったとしても、必ず何か仕掛けてくる」

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