川崎市の福田紀彦市長は6日、横浜市内で開かれた連合神奈川の新春の集いに初めて来賓出席した。2013年11月の市長就任以降、参加してこなかった。
壇上で「初参加でございます」と笑顔を見せた市長は「連合神奈川の皆さんからは毎年、政策制度要求をいただくが、私たちは要望する側、かなえる側ではない。直面する課題に一緒に行動していくパートナー、仲間だ」と強調。「積極的に議論して関係をしっかり築き、さらに前に進みたい」とあいさつした。
連合神奈川は、前回13年市長選で他の候補者を推薦して福田氏と対立した。欠席が続いた理由を市長は「都合がつかなかっただけ」と説明するが、労働界では「選挙の遺恨もあったはず」(連合関係者)との見方がもっぱら。緊張関係の雪解けを印象付けた。