他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 政治・行政
  4. 県定期監査の結果公表 不適切事項179件指摘

県定期監査の結果公表 不適切事項179件指摘

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2015年10月8日(木) 03:00

 県監査委員は7日、2015年定期監査の結果を公表した。県の本庁・出先機関計576機関の財務事務の執行と事業の管理を監査し、事務手続きの遅れや契約内容の不十分な履行確認など不適切事項179件、要改善事項12件を指摘した。

 監査は今年1月から9月まで実施。不適切事項は前年比33%増加した。1千万円を超える契約では、介護ロボット普及・実証調査研究事業委託契約(約2636万円)で、仕様書には介護ロボット20台以上を貸し出して実証調査を実施するとしていたが、実際には20台に満たなかったにもかかわらず、契約内容の適正な履行を確認したものとして処理していたケースがあった。

 このほか事務手続きの処理の遅れとして、県立伊勢原射撃場で使用する備品について、支払い期限を316日間過ぎて支払ったため、遅延利息を約6万円支払った事例も指摘された。

 要改善事項として、県立新栄高校に関する支出が指摘された。寒さ対策やインフルエンザ予防として空調機器に加えてストーブによる暖房を実施し、ストーブの取り付けや灯油代など約140万円のうち73万円を私費会計から支出。しかし学校運営経費は原則、学校設置者が負担するとされており、ストーブに関わる経費は公費で支払うべきとして、適切な予算措置を求めた。

 このほか、県企業庁が管理する財産を県が使用する場合の使用料を無償として取り扱っていた事例などがあった。

 
 

不祥事に関するその他のニュース

政治・行政に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング