4月の統一地方選で当選した県議と横浜、相模原の2政令市議の資産が7日、一斉公開された。資産総額の平均は、県議が3009万円、横浜市議が1015万円、相模原市議が1744万円で、4年前の前回に比べて軒並み減少した。1億円以上の資産を持つベテラン議員が複数引退し、資産の少ない新人や若手の増加が影響したとみられる。
県議の平均は前回比55万円減少。多額の資産を持つ議員が引退したものの、比較的資産が多い若手議員の当選もあって平均額は微減にとどまった。最も資産が多かったのは、久保寺邦夫氏(秦野市、自民、当選9回)で5億8713万円だった。
横浜市議は前回に比べて455万円減少した。資産の少ない若手議員の当選が多く、86人のうち資産ゼロの議員が20人いることもあって、平均を押し下げた。最も資産が多いのは横山勇太朗氏(泉区、無保、当選2回)で1億1437万円だった。
相模原市議も前回に比べて850万円減少。資産の多いベテラン議員の引退が大きく影響した。最も資産が多いのは、山岸一雄氏(緑区、自民、当選10回)で2億717万円だった。
各議員の資産総額は、不動産資産のほか、預貯金、株券を除く金融資産を合計して算出した。
県議と県内政令市議の資産一覧は、13日に公開される川崎市議分を合わせて、14日付の紙面で詳報する予定。