築50年以上が経過し老朽化した津久井署(相模原市緑区中野)が、約300メートル離れた県津久井合同庁舎(同)の敷地内に建て替えられる。老朽化と出先機関の集約化により同庁舎が敷地内で移転・新築され、その跡地に同署が移転する。
開会中の県議会第3回定例会の常任委員会で県や県警が明らかにした。
同署の本館は1961年に完成し、築54年が経過。現在の署員数は建設時の2倍以上で、手狭な状況が続いていることなどから、早期の建て替えが必要とされてきた。
69年に建てられた合同庁舎は、2018年度末までに敷地(7424平方メートル)内で移転・新築される予定。同署の建て替えは合同庁舎取り壊し後になるが、着工や完成時期は決まっていない。同署の老朽化をめぐっては、今年2月、地元自治会や商工会有志らが団体を設立し、建て替えを求めてきた。