
2017年の仕事始め式が4日、相模原・県央地域の各自治体でも行われた。少子高齢化や人口減少社会への対策など各市町村が難しい課題に直面する中、市長が年頭のあいさつを行い、市民サービス向上に向けて全力で業務に取り組むよう職員に呼び掛けた。
相模原市
加山俊夫市長は、正月の箱根駅伝で相模原市内にキャンパスがある青山学院大が3連覇・大学駅伝3冠を達成したことを取り上げ、「本市としては晴れやかな、希望に満ちた年明けとなった」と喜びを表現した。
4月から新・相模原市総合計画の後期実施計画が始まることから、「各事業の徹底した精査・創意工夫をし、市民サービスの一層の向上を図ってもらいたい」と強調した。
また、職員に対しては「一人一人が市民の立場に立ち、それぞれの職務にベストを尽くして」と激励。特に幹部職員には、「各職員の能力とモチベーション向上に努め、体調管理にも十分留意するようお願いしたい」と呼び掛けた。
厚木市
小林常良市長は、年頭恒例となった今年の行動テーマを表す漢字を「進取」にしたことを明らかにした。
小林市長は「自ら進んで事をなすことの意味。他自治体と足並みをそろえることも大事だが、従来の横並び意識はやめたい。昨年の『先見』を一歩進めて活力ある厚木にするために努力してほしい」と幹部職員を前にあいさつした。
また、今年完成する(1)市立病院建て替え(2)保健福祉センター統合(3)森の里東地区先行整備(4)厚木南公民館-について「種をまき、育てた成果が実を結ぶ」と述べた。
大和市
市役所前で行われた仕事始め式で大木哲市長は、「市民目線」「あいさつ」「笑顔」「スピード感」の四つのキーワードを挙げ、「自分自身に何度も繰り返し言い聞かせてほしい」と強調。「健康都市」をうたう自治体として、「健康で元気な一日一日を」とも言い添えた。
秦野市
古谷義幸市長は、「経営感覚とコスト意識をもっていただきたい。前例がないからやらないではなく、前例のないことをやるのは当たり前、という姿勢で臨んでほしい」と話し、常に挑戦し続けることを職員に求めた。