相模原市は17日、保存すべき歴史的公文書を職員が誤って廃棄したと発表した。廃棄されたのは、緑区役所津久井まちづくりセンターが保管していた地方公務員制度実態調査書類や国県表彰内申上申書類など76件。
同センターによると、公文書は作成される際に保存期間が決められ、期間を過ぎた場合、廃棄するか、歴史的公文書として保存するか選別される。歴史的公文書は、市情報公開課に引き渡される。
7月に同センターの職員が保存すべき公文書はすでに同課に引き渡されたと勘違いして、保存期間が14年度末までの425件全てを廃棄。9月8日に同課が、同センターに歴史的公文書の引き渡しについて連絡してミスが発覚した。
誤って廃棄された公文書は、旧津久井町が2004年度に作成した72件と、合併後の09年度に津久井総合事務所内の各課で作成した4件。