他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 政治・行政
  4. 反対多数で不採択 横須賀市議会、安保法案廃案の請願書

反対多数で不採択 横須賀市議会、安保法案廃案の請願書

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2015年9月17日(木) 03:00

 安全保障関連法案の廃案を求め、横須賀市議会が国会と政府に意見書を出すよう要請する請願書の採決が16日、本会議で行われた。賛成18、反対22で不採択となった。

 投票に先立ち行われた討論では、鈴木真智子氏(公明党)が「周辺事態の悪化の現実を踏まえ平時から有事まで切れ目なく国家ならびに国民を守るためにあらゆる事態に対応できる法整備が必要」と述べ、請願の趣旨に反対した。同様の立場から木下憲司氏(自民党)は「(法案は)戦争を抑止するもので戦争発生を未然に防止して、わが国の独立と国民・市民の安全を守ろうとするもの」と語った。

 一方、根岸加寿子氏(共産党)は「(法案は)憲法の平和主義に違反している。さらに憲法が旨としている民主主義を踏みにじっている」と主張、藤野英明氏(無会派)も憲法違反であるとの立場から「廃案にすべきだ」と、趣旨に賛成した。

 請願書は横須賀市民九条の会など市内の28団体が連携し8月17日に提出。署名活動も展開し、安保法案に反対する3千筆超を集めた。同会を中心とした27団体は昨年6月、集団的自衛権の行使容認反対と特定秘密保護法の廃止を求め、市議会に意見書を出すよう求める請願書を提出したが不採択となっていた。

 
 

安保法制に関するその他のニュース

政治・行政に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング