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相模原市「パブコメ」ラッシュ “市側の都合”背景に

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2017年1月1日(日) 02:00

相模原市役所本館1階の行政資料コーナー前の資料棚。左側15枠のうち13枠が「パブリックコメント」の用紙で占められている
相模原市役所本館1階の行政資料コーナー前の資料棚。左側15枠のうち13枠が「パブリックコメント」の用紙で占められている

 相模原市の政策について、市民の意見を募集する「パブリックコメント(パブコメ)」の手続きが同時に13件進んでいる。総合計画など市の将来像に市民の声を反映させる欠かせない手法だが、12月から1月にかけて集中し、さながらラッシュの様相に。年度末に政策を策定するため、逆算するとこの時期に意見を聞くことになってしまう“市側の都合”が背景にあるようだ。 

 同市のパブコメ制度は2003年度にスタート。市の基本的な政策などの策定に当たって「市民の意見を反映させ」「市民への説明責任を果たし」「市民の市政参画を推進する」ことを目的としている。

 現在意見を募集しているのは、16年12月1日に始まった「新・相模原市総合計画 後期実施計画(案)について」など2件と、15日からの「公共施設マネジメント推進プラン(案)について」など11件。4月から11月までの8カ月は7件だったが、12月に入ってから急増した。

 その理由を市企画政策課は「市役所の事務の進め方だと、どうしても年度の後半に集中する」と説明する。年度当初から始動させる条例や計画は、市民の意見を反映させた上で前年の年度末までに策定するため、逆算すると12月に募集開始となるというのだ。

 15年度は年間13件のパブコメのうち12月の募集開始は7件。14年度は34件中11件、13年度は19件中11件がこの時期に行われた。

 また、パブコメを行う計画や条例案については実施前に市側が市議に説明する場を設けるが、それが11~12月の議会定例会議の時期になることも集中に拍車を掛ける。議会が開催される3月、6月、9月に募集開始の案件も多い。

 肝心の「市民の声」の集まり具合はといえば、13年度以降で10人以上から意見が寄せられたのは12件。意見ゼロは22件だった。

相模原市のパブリックコメント案件
<12月1日~1月10日>
新・相模原市総合計画 後期実施計画=企画政策課
第2次さがみはら都市経営指針・実行計画=経営監理課

<12月15日~1月23日>
相模原市公共施設マネジメント推進プラン=経営監理課
(仮称)相模原市ICT活用推進計画=情報政策課
相模原市立療育センター再整備基本計画=陽光園
さがみはら児童厚生施設計画【改訂版】=こども施設課
相模原市産業集積促進条例の改正※=産業政策課
相模原市気候変動の影響への適応策=環境政策課
相模原市パークマネジメントプラン=公園課
相模原市景観計画の変更=街づくり支援課
相模原市新道路整備計画【改訂版】=道路計画課
新・相模原市支援教育推進プラン【後期改訂版】=学校教育課

<12月15日~1月25日>
相模原市土砂等の埋立て等の規制に関する条例の改正=環境保全課
<1月5日~2月3日>

市立小中学校の望ましい学校規模に関する基本方針=学務課
(仮称)相模原市市民の森計画=津久井地域経済課
 日付は募集期間、件名末尾の「(案)について」は省略、=以下は担当課、※の案件は概要について

意見提出人数ベスト5(かっこ内は件数)
2013年度以降、=以下は募集開始の月

139(640)相模原市広域交流拠点整備計画=16年6月
110(131)新・相模原市総合計画 中期実施計画=13年12月
 26(113)相模原市公契約条例の改正(概要)=14年9月
 25(131)相模原市美術館基本構想=16年3月
 24( 36)(仮称)公共施設の保全・利活用基本方針=13年6月

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