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「日米関係の恩恵、次世代に」 ケネディ駐日米大使インタビュー

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2015年8月29日(土) 03:00

キャロライン・ケネディ駐日米大使(在日米大使館提供)
キャロライン・ケネディ駐日米大使(在日米大使館提供)

 キャロライン・ケネディ駐日米大使は28日、神奈川新聞の書面インタビューに応じ、戦後70年を迎えた日米関係について「犠牲と友好、和解の取り組みを通じ、私たちの両親や祖父母は最も重要な同盟関係をつくり出した。日米関係はアジア太平洋地域と世界の平和、繁栄を推進する力。この恩恵を次世代に引き継ぐことが私たちの責務だ」と強調した。日米間の若い世代が相互理解を広げることが両国関係強化に重要との考えを示した。

 日本から米国への留学生は2万人程度で、ピーク時の約4万7千人の半分以下に落ち込んでいる。そのため日米両政府は2020年までに双方の留学生を倍増する目標を打ち出している。

 ケネディ大使は女性活躍推進について「米国では女性の下院議長が既に誕生しており、現在の最高裁判事の3人は女性」として、将来の女性米大統領誕生への期待を表明。都内で同日開幕した女性政策を議論する国際シンポジウム(女性版ダボス会議)にも触れ、育児支援政策に注力する横浜市など「女性の地位向上について革新的な考えを共有する機会」の必要性を訴えた。

 途上国の女子教育支援のあり方については「民主主義と人権の推進に取り組む国家間の連携が必要だ。日米以上に、この価値観の推進に熱心な国はない」と指摘。ミシェル・オバマ大統領夫人と安倍昭恵首相夫人が発表した「女子に教育を」構想への期待を示した。この構想では日本の青年海外協力隊と米国のボランティア団体「平和部隊」が協力することになっている。

 
 

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