◆昨季より1カ月早く
インフルエンザの発生報告数が急増し、県は28日、インフルエンザ流行注意報を発令した。流行注意報の発令は今冬初めてで、昨季より1カ月早いという。
県健康危機管理課によると、定点観測している県内346医療機関で、12月19~25日の1医療機関当たりの患者報告数が、流行注意報を発令する基準値(10人)を上回る11・01人となったという。昨季は今年1月28日に流行注意報を発令していた。
同課では手洗い、うがいの励行、マスクをするなどせきエチケットの徹底を呼び掛けている。
◆川崎市「大きな流行に」
川崎市は28日、インフルエンザ流行の注意報を市内に発令した。前季より約1カ月早い発令となる。
市によると、19~25日に定点医療機関からの患者報告数が12・33人となり、注意報の基準となる10人を超えた。30人以上になると警報レベルとなる。市は「時期が早く、大きな流行になると推測される」とし、手洗いやマスクの着用などを呼び掛けている。