神奈川県議会(定数105)の「神奈川クラブ」に所属する小澤良央氏(小田原市)が13日、会派から離団し、最大会派の自民党に入団した。同党は49人となり、過去最多議席となった。
自民党は、4月の県議選で目標の単独過半数には届かなかったが、告示前勢力に4議席上積みし、当選者数の過去最多タイとなる45議席を獲得。さらに当選した保守系無所属の3氏が加わり、5月の会派構成決定時には、過去最多に並ぶ48人となっていた。
県議選の小田原市選挙区は、定数2に対して同党公認の守屋輝彦氏と無所属の小澤氏が立候補し、両氏が無投票で当選していた。
小澤氏は神奈川新聞社の取材に対し、「保守を自認しており、もともと自民党の政策や理念に共感していた。最大会派の一員として汗をかきたい」と自民入りの理由を説明。同党の梅沢裕之団長は「数におごらず、しっかり足元を固め、今まで通り県民のための県政を進めたい」と述べた。
県議会の新たな会派構成は次の通り。
▽自民党49人▽民主党・かながわクラブ26人▽公明党10人▽維新の党6人▽共産党6人▽県政会5人▽神奈川クラブ1人▽わが町1人▽神奈川ネット1人