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再発防止へ異物を区別 「危険」と「非危険」定義 対応マニュアル配布

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2015年6月13日(土) 03:00

8月に運営が民間の指定管理者に移行する海老名市の「食の創造館」 =同市中新田
8月に運営が民間の指定管理者に移行する海老名市の「食の創造館」 =同市中新田

 海老名市立小学校の給食に異物混入が多発している問題で、同市教育委員会は12日までに根絶に向けた対応マニュアルを作成、学校や納入業者など関係者への配布を始めた。未然防止策に加え、現場判断に迷いが出ないように異物を「危険」と「非危険」に区別するなどしてそれぞれの具体的な対応手順を示した。 
 この問題は、市内の小学校で2014年度に6件(前年度比4件増)の異物混入報告があり、15年度に入っても3件と、再発が続いている。

 市教委はこれまでの報告事例を検証した結果、混入が起きた場所が市の共同調理施設「食の創造館」や自校式の調理場、納入業者の製造工場など多岐にわたり、その後の改善策もまちまちだったことが判明した。

 そこで再発防止を徹底するため、食材の仕入れから下処理、調理、配送、配膳まで、学校給食提供の作業過程を体系的にまとめたマニュアルを初めて作成したという。

 マニュアルは、これまで各現場で任されてきた食材の検収や機器の点検など、衛生管理の取り組みを整理した内容が主だが、新たに「危険異物」と「非危険異物」を定義したのが特徴だ。

 危険異物は金属類、ガラス類、鋭利なプラスチック類など。非危険異物は虫、毛髪、包装材の切れ端などの健康への影響度が少ないもの。非危険異物でも大量に見つかった場合には、危険異物と同様の対応をするとした。

 例えば、学校では発見した異物を保存、校内放送で全児童への食事停止の指示、市教委への速やかな連絡、保護者への文書配布など対応の手順を明記した。

 市教委はマニュアルを小中学校の全教職員や調理員、25の納入業者に配布して活用を促すという。

 市教委は「危険・非危険にかかわらず、異物事案に対する原則公表の考えは変えない。マニュアルの浸透によって関係者のヒューマンエラーをゼロに近づけ、学校給食の安全・安心を確保したい」と話している。

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