
横須賀、鎌倉、逗子、三浦の4市と葉山町の5首長が、観光をはじめとする施策的連携について意見を交わす第4回「三浦半島サミット」が21日、葉山町堀内の町福祉文化会館で開かれた。県内でも特に高齢化の進む三浦半島で健康に関する施策を共有し、協力していくことなどが確認された。
提案者は、今回のホスト役でもある山梨崇仁町長。町は本年度の重点施策に「健康」を掲げており、山梨町長は「『健康半島』として5市町を周知していければ」と提起した。取り組み例としてウオーキングコースマップの共同作成や、要介護認定者率の引き下げ目標の共有などが挙げられた。
黒岩祐治知事肝いりの「未病サミット神奈川2015」が箱根町で開かれる10月にも、5市町としての方向性を打ち出す方針で、各市町の担当課レベルでの情報交換、協議を進めることが確認された。
また、自転車を活用した観光振興を目的に、5市町でつくる「三浦半島観光連絡協議会」と県自転車商協同組合が、協定を締結。両者が協力し、5市町のコンビニなどにパンク修理キットや空気ポンプの設置を開始した。
このほか、松尾崇鎌倉市長は観光客の滞在時間を延ばすため、歴史的建造物を活用した居住体験事業を提案した。