寒川町と文教大学は14日、まちづくりに関わるさまざまな分野で連携する協定を結んだ。同大湘南キャンパス(茅ケ崎市行谷)を中心に地域振興や学校教育、人材育成などの分野で協力を進める。教職員だけでなく、学生らの意見やアイデアも取り入れ、若者世代の移住を促す。
同日、町役場で締結式を開いた木村俊雄町長は「若い人たちの声や、客観的な意見を聞きながら、より良いまちにしていければ」と期待を込めた。野島正也学長は「研究をまちの発展に生かすことは、大学の社会的使命でもある。地域と関わることで、学生の成長にもつながるはず」と話した。
今月には学生らがまち歩きしながら地域の課題を見つけ、政策提案につなげる取り組みを実施。町への移住を促進するプロモーションビデオの制作も行う。