菅義偉官房長官(衆院2区)の在職日数が8日、鈴木善幸内閣で官房長官を務めた故宮沢喜一氏と並ぶ歴代4位の864日に達した。同日の会見で「安倍政権の一員として日本の政治の安定に少しでも寄与できれば本望だ」と語った。
野党時代から安倍晋三氏を支え、2012年12月26日の第2次安倍内閣発足時から官房長官を務めている。就任間もない13年1月に発生したアルジェリア人質事件の危機管理対応で存在感を示し、関係閣僚会合による政治主導で諸課題に素早く対応するスタイルを確立した。
昨年9月からは沖縄基地負担軽減担当相も兼務し、米軍普天間飛行場の移設問題では沖縄県との調整など力量が問われる局面が続く。菅氏は「大事なのは長く務めることではなく、結果を出して物事を前に進めること」と強調した。