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自民過去最多の48人 県議会新勢力

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2015年4月29日(水) 10:42

 統一地方選の県議選で当選した105人による県議会の新たな勢力図が、ほぼ固まった。最大会派の自民党県議団は、党公認の当選者45人に無所属の3人が加わり、過去最多に並ぶ計48議席を獲得。苦戦を強いられた県政会は5人を確保し、本会議での代表質問権などを有する交渉会派(所属4人以上)を維持した。議席奪還を果たした共産党も32年ぶりに交渉会派入りする。30日に会派結成届を議会事務局に提出し、新しい任期がスタートする。
 
 改選後の交渉会派は▽自民党48人▽民主党26人▽公明党10人▽維新の党6人▽共産党6人▽県政会5人-の6会派となる見通し。解党した旧みんなの党所属議員でつくっていた県友会はなくなった。
 自民党は、前回を11人上回る候補を積極擁立。目標の単独過半数には届かなかったが、告示前勢力に4議席上積みし、過去最多に並ぶ45議席を勝ち取った。
 
 さらに当選が決まった保守系無所属の新人と接触し、石川巧(三浦市)、神倉寛明(秦野市)、瀬戸良雄(南足柄市)の3氏の会派入りが決まった。
 
 保守系無所属でつくる県政会は、現職2人が引退。友党として協力関係にあった自民党が地盤に候補を立てるなど現職の当選は2人にとどまったが、新たに3人が加わり計5人となった。自民候補を破った無所属の池田東一郎(大磯町・二宮町)、高橋延幸(足柄下)の新人2氏と、みんなの改革公認で県友会に所属していた現職の楠梨恵子氏(横浜市栄区)が合流する。
 
 共産党は公認の当選者のみで構成。1999年の県議選で6議席を獲得した際は、選挙後に交渉会派要件が8人以上に上がり代表質問権などを得られなかった。
 
 民主党は、公認した25人に近藤大輔氏(逗子市・葉山町)が加わり、引き続き第2会派を維持。公明党は公認で当選した現職10人で告示前と同規模。維新の党は、公認の5人に推薦を受けた無所属の菅原直敏氏(大和市)が加わる。

 
 

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