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2015統一地方選
横須賀、三浦市議19日告示

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2015年4月18日(土) 03:00

鉛筆や腕章、輪ゴム…。期日前投票所で使用する物品がそろっているかを確認する職員=三浦市選挙管理委員会事務局
鉛筆や腕章、輪ゴム…。期日前投票所で使用する物品がそろっているかを確認する職員=三浦市選挙管理委員会事務局

定住増対策が焦点:横須賀/問われる監視機能:三浦

 任期満了に伴う横須賀と三浦の市議選が19日、告示される。投開票は26日。横須賀市議選(定数41)には54人、三浦市議選(定数13)には14人が出馬する見通しで、候補者数はともに前回を下回りそうだ。

【横須賀】
 横須賀市議選の定数は前回と同じ。前回は61人が立候補しており、候補者数が1割余り少なくなる見込みだ。

 現職は10人が引退し、31人が立候補する見通し。元職は1人、新人は22人が出馬を予定している。

 党派別では、自民党が11人、公明党が7人、共産党が3人、次世代の党が2人、維新の党と神奈川ネットワーク運動がそれぞれ1人。無所属は29人。前回新人2人を立てて敗れた民主党は擁立をしない。性別は男性47人、女性7人。

 現職は10人が引退するが、後継と目される新人は少なくとも6人。前回は現職3人が涙をのんだが、現職31人と後継的な新人の6人が堅調だと仮定すると、残りの枠は決して多くない計算となる。

 前回の投票率は前々回より5ポイント近く下がり、補選を除くと過去最低の47・98%にとどまった。

 2013年人口移動報告で「転出超過」が全国市町村で最多となるなど人口減対策が市政最大の課題となっており、市議選でも定住増対策などの訴えが繰り広げられそうだ。また、現状で吉田雄人市長と距離のある議員が多い中、市長に近い候補者がどれだけの議席を得るかも焦点となる。
 
【三浦】
 三浦市議選の定数は、財政難と無投票回避を理由に2減し、県内19市議会で最少。にもかかわらず、立候補予定者は14人にとどまる見通しだ。補選を除き立候補者数が定数を1人上回るだけとなるのは20年ぶり。

 現職9人、新人4人、県議から転戦する元職1人が出馬を予定している。党派別では、自民と共産が各3人、公明1人。性別は、男性10人、女性4人。

 60~70代の5人が引退する一方、新人、元職は30~60代。現在の市議会平均年齢(欠員1)が62歳なのに対し、同数の立候補予定者の平均年齢は54歳で、世代交代が進みそうだ。

 前回の投票率は53・33%で、市に記録が残る1959年以降で、補選を除き過去最低だった。12日投開票の県知事選は24・27%で、三浦市は県内開票区で最低。市選挙管理委員会事務局は「前回以上」を期待する。

 この4年間で人口は約2800人減少し、財政悪化も進み、市内の現状は一層厳しさを増している。さらに、13年秋の二町谷埋め立て地売買契約解除問題では市議会のチェック機能について市民から疑問の声が相次いだ。定数減もあり、今回の市議選は市議の実績や資質、ビジョンが注視されそうだ。

 
 

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