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2015統一地方選
勢力維持か阻止か 横浜市議選、西・磯子区

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2015年4月10日(金) 03:00

 終盤戦に突入した横浜市会議員選挙。党勢拡大を狙う自民党は18区中15区で複数候補を擁立した。中でも補欠選挙で自民が民主党から議席を奪った西区と磯子区では、議席維持に懸命な自民現職と奪還を狙う民主新人らが熱戦を繰り広げている。

■初めての戦い■
 【西区】西区では自民が現職2人を擁立。民主、維新の党、共産党がそれぞれ新人を立て、5人で2議席を争う。

 「苦しい戦い」と厳しい表情なのは、2期目を目指す自民現職。民主現職の衆院選出馬に伴って2012年12月に衆院選と同日で行われた補選に自民推薦の無所属で出馬。初当選後に自民市議団に入団、今回の市議選では自民公認を得た。

 しかし「地盤も看板もない」(陣営幹部)だけに、知名度向上が必須だ。駅立ちや自転車での遊説など顔を徹底して露出する“どぶ板選挙”で支持を訴える。

 定数の3分の1以上の候補者擁立を原則とし党勢拡大を図る自民にとっても、定数2の西区で現職2人の当選を目指すのは「聞いたことがない」(自民関係者)。補選に伴う議席獲得がきっかけだが、ある自民関係者は「西区は菅義偉官房長官のお膝元。衆院選で菅官房長官が戦うのに、補選は戦わないという選択肢はなかった」と振り返る。

 市議から国政に転身した菅官房長官の後を受けて初当選して以来、5期連続で市議を務めてきた現職にとっても「初めての戦い」だが、「他区の手本となれるよう、最後はみんなで笑って終わりたい」と気合を込める。

 一方、民主新人は補選に続く立候補で雪辱に燃える。力及ばず敗れた補選は「衆院選と同時で民主に超逆風の選挙だった」。その後は、今選挙を目標に地道に活動を続けてきた。自民の2人擁立に対し、「自民とは違う考え方の人の受け皿として地域の声をしっかりと聞き、市政に反映させたい。議席を奪還したい」と意気込む。
 
■票掘り起こす■
 【磯子区】一方、磯子区も同様に自民が現職2人を擁立。公明党と無所属の現職に加え、民主、維新、共産、神奈川ネットワーク運動がそれぞれ新人を立て、8人で4議席を争っている。

 同区では、偽装結婚に関与して逮捕・起訴された元民主市議の辞職に伴い11年12月に補選を実施。自民が公認候補を擁立し、2議席目を獲得した経緯がある。

 民主新人は、辞職した市議を支援していた労組の支援も受ける。活動の中で事件について批判を受けることはないといい、「人の意見を真剣に受け止めるのが私のスタイル。市民の声をしっかりと市政に反映させたい」と区内を回り、知名度アップに懸命だ。

 3期目を目指す自民現職は、自民候補2人での戦いに「私にとっても初めての経験。『(自民の)票を分けることはできないか』という声も聞くが、それは無理。お互いに全力でやるしかない」と話す。

 補選で初当選後、1日2時間の駅立ちを毎日続けてきたという自民現職は「(磯子区は)私が生まれ育った場所ではないので根っこがない。ここに根付いた自民党の枠を超えた新たな票を掘り起こすことが、2人当選への道」。

 8日に開いた個人演説会では、連日の遊説でからした声を振り絞り、集まった支援者らに「磯子に限らず、自民は各選挙区に複数擁立して大変厳しい戦い。でも、自民候補同士切磋琢磨(せっさたくま)しながら勝ち抜いていかなければならない。安定した政治をつくるには、負けるわけにはいかない」と訴えた。

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