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離党相次ぎ じり貧に… 次世代の党 党勢回復いばらの道

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2015年2月24日(火) 12:17

昨年12月の衆院選で大惨敗を喫した次世代の党が、じり貧の窮地に直面している。党勢回復の第一歩と位置付ける統一地方選に向け、生活重視の姿勢を打ち出し再起を期すが、保守色が濃い「自民党より右寄りの政党」とのイメージを拭い去るのは容易でない。屋台骨を支えた実力者の離党も相次ぎ、いばらの道が続いている。

昨年8月に結党した次世代は衆院選で48人を公認したが、当選は2人のみ。保守色の強い主張が前面に出て得票につながらず、公示前の10分の1の勢力に落ち込んだ。現在は衆参7人で、政党要件ぎりぎりの窮状に陥っている。

「党の知名度不足もあったが、政策が偏ってみられた。憲法、従軍慰安婦問題、安全保障の主張ははっきりしているが、そこばかりがクローズアップされ、生活密着の政策が弱かった」。衆院選後に幹事長に就き、立て直しを主導する松沢成文氏は敗因をこう分析。1月末に発表した統一選の重点政策には、子育て世代や地方都市への徹底支援、ものづくり国家への回帰を掲げ、暮らし重視を鮮明にした。

自主憲法の制定や生活保護の日本人限定、慰安婦問題の歴史的事実を明らかにするといった“硬派”な主張は堅持する一方、「右に寄りすぎてはいけない。生活に関わる政策も打ち出し軌道修正を図りたい」(松沢氏)との狙いがある。

イメージチェンジ戦術を進めるが、離党者が相次ぎ、党勢回復はおぼつかないのが実情だ。

「選挙と政党から離れて活動していきたい」-。22日のブログで次世代に別れを告げたのは、先の衆院選で落選した中田宏氏。神奈川新聞社の取材に「他党との差別化を志向し、イデオロギー的な面を強調する傾向があった」と衆院選の戦い方に疑問を呈し、「正論を言うときは、よく練られた表現でないと伝わらない。党内では最後まで少数派だった」と、党への不信感を隠さなかった。

とりわけ、党への支持のバロメーターとなる各比例ブロックで1議席も獲得できなかったことを「深刻に受け止めるべき」とし、惨敗は「必然」と結論付けた。同じく衆院選で敗れた松田学氏も「リベラル層にも共感を得られる、保守の政策を分かりやすく発信できなかった」と悔やむ。

中田氏のほか、衆院選以降、アントニオ猪木氏、園田博之氏らが党を去った。松沢氏は23日、「優秀な政治家が党を離れるのは厳しいが、残った人材で統一選で反転攻勢するしかない」と前を向いてみせた。

神奈川では現状、統一選で新人9人が公認出馬を予定しているが、リクルートに当たる松沢氏は「候補擁立は伸び悩んでいる。惨敗のイメージが強く、逃げられてしまうことが多い」と明かす。

多難な再出発だが、次世代の旗を掲げ続ける者もいる。衆院選で敗れた甘粕和彦氏は、県議選に藤沢市選挙区から挑戦する。「次世代の流れでやってきた以上、地域に根を張り、一兵卒として頑張りたい」

【神奈川新聞】

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