任期満了に伴う知事選(4月12日投開票)をめぐり、自民党県連は23日、無所属で再選出馬を表明した現職の黒岩祐治氏(60)の推薦を決めた。民主党県議団も同日、黒岩氏の推薦を決定。今後、両党ともに党本部レベルでの推薦手続きに入る方針で、前回同様に与野党相乗りの構図となることが固まった。
黒岩氏は、自民党県連の竹内英明幹事長と20日に面会し推薦を要請。これを受け、同県連は23日の総務会で推薦を決めた。竹内幹事長は「県議団の意見を早急にまとめ、政策要望を行う」と述べ、党本部に申請する意向を示した。
また、黒岩氏は23日に民主党県連を訪れ、金子洋一代表に推薦を要請した。滝田孝徳県連幹事長は「政策協定で一致することを前提に、党として推薦する方向で調整したい」と述べた。
黒岩氏はこの日、公明党県本部と連合神奈川にも推薦を依頼。公明党県議団は近く政策要望を取りまとめ、黒岩氏の今後の取り組みを確認した上で推薦を決める。連合神奈川は24日の機関会議で決定する方針。
黒岩氏は2011年の前回知事選で、自民、民主、公明の県組織の推薦を受けて初当選した。
【神奈川新聞】