鎌倉市は20日、勤務時間中にたびたび飲酒した土地利用調整課の男性課長補佐(59)について、減給10分の1(2カ月間)の懲戒処分にしたと発表した。
市職員課によると、課長補佐が昨年10月20日の勤務時間中、市役所敷地内の駐輪場で、ペットボトルに移し替えた酎ハイを飲んだのを、土地利用調整課長が確認。その後の聞き取りに対し、課長補佐は「昨年8月ごろから週1、2日、午後に2、3回飲んだ。震えが出たとき酒を飲むと収まった」などと説明した。
以前から課長補佐の離席が多く、同僚から「酒臭い」との指摘もあった。市は勤務中の飲酒が繰り返されていたと判断、勤務態度不良を理由に減給処分とした。
課長補佐は昨年11月、アルコール依存症と診断され、今月上旬まで入院していた。
市は、全職員に通知するなどし、綱紀粛正に努めるよう呼び掛けた。
【神奈川新聞】