任期満了に伴う4月の相模原市長選に3選出馬を表明している、加山俊夫市長の2期目マニフェストの外部評価が9日、学識委員や市民委員でつくる同外部評価委員会から公表された。数値目標を示した主要施策13項目の達成度は90%と、高い評価結果だった。
4年前の前回市長選で加山市長が主要施策に掲げたのは、特別養護老人ホーム入所待機者の解消や救急体制の充実、行財政改革の推進などで、整備などに数値目標を設定していた。その13項目のうち、達成度100%の7項目を含む11項目で80%以上だった。
暮らし満足度都市実現ルールの具体化策として示した10条例プランは、制定済みが6条例、市議会に上程予定が2条例で達成度84%。数値目標のない政策公約でも、重要施策の取り組みがA判定と評価をした。
座長を務めた東海大学の吉田民雄特任教授は「悪いところは出てこなかった。相模総合補給廠の一部返還実現やリニア中央新幹線の中間駅設置決定など巨大プロジェクトもあり、都市として恵まれたところもあるが、強力なリーダーシップがあったことが大きい」などと総括した。
【神奈川新聞】