
◆「にぎわいある街に」
厚木市制60周年の記念式典が1日、同市恩名の市文化会館で開かれ、市民ら約1300人が出席して節目の年を祝った。
小林常良市長は「多くの先人、市民の努力でにぎわいあふれる街に成長し、輝かしいこの日を迎えられて感謝申し上げる。情熱と誇りを持って都市と自然が調和したまちづくりを今後も進めていきたい」とあいさつした。
市と各地の自治会長らからなる市民組織が作成した「あつぎ市民ふれあい都市宣言」が発表された。宣言文では「私たち一人一人が地域に関心を持ち、身近な課題に取り組む」など市民協働の重要性をあらためて訴えた。
続いて「宿場町の文化や歴史を継承し、中心市街地の活性化を図る」(厚木北)、「地域の絆を次代に引き継ぎ、安心で安全に暮らせる地域をつくる」(玉川)など、15地区の代表がそれぞれ用意した宣言文を力強く読み上げた。
市政発展への功労者や教育・文化・スポーツなどに功績のあった市民580人91団体に対する表彰も行われた。
◆「先人の努力花開く」
町制施行60周年を迎えた開成町は1日、同町吉田島の町福祉会館で記念式典を開き、関係者ら約300人が節目を祝った。
式典で府川裕一町長は、「町のまちづくりの進展や人口増加は、先人の方々の努力とご苦労が花開いた成果。この日を次代へのスタートとしてバトンを受け継ぎ、『田舎モダン』というブランド化戦略に基づいて、皆さんと一緒に元気なまちづくりを進めたい」とあいさつした。
表彰では、町の発展などに貢献した5団体24人に賞状と記念品が授与された。式後の祝宴では、新ロゴマークとバージョンアップした公式キャラクター「あじさいちゃん」が披露された。
同町は1955(昭和30)年2月1日、酒田村と吉田島村が合併して開成町となった。
【神奈川新聞】
