
任期満了に伴う平塚市長選(4月19日告示、同26日投開票)で、現職の落合克宏市長(57)は22日、無所属で再選出馬を表明した。
同市長選の出馬表明は初めて。保守系の新人3人が激しく争った前回から一転、1999年以来の無投票の可能性も取りざたされている。
落合市長は、外部評価で1期目の公約集(マニフェスト)の実現率が85・1%と評価されたことを踏まえ、「合格点とは捉えていないが、達成できていない政策へ継続的に取り組み、市長として引き続きリーダーシップを発揮して選ばれるまちをつくりたい」と出馬理由を説明した。
1期目で実現できなかった課題として待機児童解消を挙げ、「できるだけ早くゼロを目指す」と強調。高齢者らが住みやすいまちを目指し地域包括ケアシステム構築にも意欲を見せた。
落合市長は、81年から市職員として22年間勤務し、2003年の市議選で初当選。2期務めた後、11年に市長選に出馬し激戦を制した。明治大卒。
【神奈川新聞】