
厚木市は2月からタブレットPC端末を活用したペーパーレス会議システムを導入する。近隣では、海老名市が11年11月に導入している。
市によると、端末38台を配布、庁内ネットワークや無線LANを利用して経営会議や部長会議などで使用する資料類を送信、閲覧できるようにする。機器のリース代などで月額約12万円が掛かる。
導入効果としては、会議で使用する資料類の印刷経費のほか、準備作業も軽減でき、人件費を含めて年間約250万円のコスト削減が試算されている。
端末の操作はタッチパネル方式で使いやすく、メモ書きもできる。会議中、大型ディスプレーと連動させて図表の表示もでき、効率的でスムーズな進行が期待されている。
市では端末導入後に幹部らを対象に研修を実施。会議に参加しない職員がこうした情報を閲覧できないようにセキュリティー上の設定も行って運用するという。
先行する海老名市は初年度に端末を22台導入、翌年度に34台に増やし、使用する会議も広げている。
【神奈川新聞】