下水道事業で二重に借金するなどのミスが重なり359万円の金利負担が生じた問題で、秦野市は8日、借入先と交渉し、金利負担が6万588円に軽減されたことを明らかにした。
市によると、借入先の地方公共団体金融機構に働き掛け、金利負担を9月21日から、返済日の今月12日までの発生分にとどめることができたという。
昨年度の下水道管埋設や下水処理施設改築など借金を伴う209事業中26事業で、(1)同じ工事の予算を2回計上(2)予算の過大評価(3)対象外の事業で起債-などのミスが発生。同機構から借りた約18億円のうち1億1250万円は本来借金する必要がなく、返済終了までの30年で359万円の利息が生じる見通しとなっていた。