川崎市と低炭素のまちづくりに向けた都市間連携事業に取り組んでいるミャンマーのチョウ・ウィン計画・財務大臣らが8日、同市役所で、福田紀彦市長を表敬訪問した。
訪問したのは大臣と、ミャンマー商工会議所などの経済関係者ら7人。
チョウ・ウィン大臣は「川崎は狭い面積の中で最大限の生産性を発揮している。ミャンマーの発展に向けて参考にしていきたい」と話し、福田市長も「廃棄物が資源だと認識し始めたのは日本でも最近の話。お互いが持っているものを対等な関係で共有できれば」と連携を呼び掛けた。一行は川崎臨海部のリサイクル関連企業2社も視察した。
川崎市は3月、途上国に環境技術を提供して温暖化ガスの排出枠をもらう環境省JCM(二国間クレジット)事業の一環で、ミャンマー・ヤンゴン市の低炭素化支援に向けた連携の覚書を締結した。