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大井町長選:間宮氏が5選 多選批判かわす

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2014年12月8日(月) 03:00

任期満了に伴う大井町長選は7日、投開票され、現職の間宮恒行氏(66)が、新人で元町議の牧野一仁氏(69)との一騎打ちを制し、5選を果たした。5選は県内首長で最多。20年ぶりの選挙戦で、投票率は58・21%と、前回の77・71%から19・50ポイント下回り、過去最低を更新した。

同町は人口減で消滅する県内9自治体の一つとされ、選挙戦では子ども医療費の助成拡大、過疎地対策、多選などで論戦となった。

間宮氏は4期16年の実績を踏まえ、「困難な課題に対して、確実な成果を上げるため、経験と着実な計画に基づき確かな事業選択が必要」と訴え、多選批判をかわして支持をまとめた。

牧野氏は「停滞は目を覆うものがある。町政に新風を」と5選阻止を掲げたが、浸透しきれなかった。

当日有権者数は、1万3742人(男6823人、女6919人)。

○解 説○

20年ぶりの選挙戦は「多選」を承知の上で、有権者が現職の間宮恒行氏(66)に5期目の町政を託した。昨年9月、現職の5選を阻み新風を呼び込んだ隣の松田町とは対照的な結果となったが、人口減や過疎化、ごみ処理など構造的、広域的課題は共通する。初の町民の審判をへて、それらを含めた諸課題への対応が注目される。

有権者は一方で、「町政に新しい風を」と訴えた対立候補の牧野一仁氏(69)にも一定の票数を与えた。マンネリ化や行財政の硬直化、職員意識の改革など、論戦で指摘された「多選の弊害」は、4期16年続く間宮町政の“裏面”でもある。

行政の硬直化は多選だけではなく、4回も連続した無投票にも遠因がある。今回の選挙戦では、多くの年代層から、就業や出産、子育て支援をはじめ、生きがいづくりや過疎地対策など身近な町政実現を求めるさまざまな声が聞かれた。選挙戦でなければ得られない町民の「生の声」もあるはずだ。

モットーとする「公平無私」を堅持し、それらの声にどう応えるか。今後4年間の対処が、間宮町政5期20年の総決算につながる。町長と町民、職員とが協働した「知恵と汗」の出し方が問われている。

○間宮恒行氏の横顔

駒沢大学卒業後、ゴルフ練習場経営などに携わり、1992年に町議初当選。98年2度目の挑戦で町長に。約40年のゴルフ歴を通じ幅広い人脈を築く。「公平無私」をモットーとし、行動する首長として広域行政にも意欲を示す。66歳。

【神奈川新聞】

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