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14神奈川衆院選:問う(3)若者の雇用 景気回復「実感ない」

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2014年12月6日(土) 12:32

ハローワークの窓口には相談者の列が絶えない=横浜市中区のハローワーク横浜
ハローワークの窓口には相談者の列が絶えない=横浜市中区のハローワーク横浜

衆院解散に踏み切った直後の会見で安倍晋三首相は「アベノミクスを前に進めるか、それとも止めてしまうのか、それを問う選挙だ」と述べた。アベノミクスで景気は良くなったとされる一方、その実感がないという人も多い。

横浜市内の中学校で非常勤講師として働く女性(26)もその一人。2012年に大学を卒業してから3年間、臨時教員を務めている。

目指す社会科教諭は狭き門。「30歳までには正規の教員に」という目標を持ちながら働く。大学を卒業した年は臨時的任用職員として働き、昨年度からは非常勤講師になった。今年は1年契約の仕事が決まったのが、4月に入ってから。「精神的に追い込まれた」と振り返る。

今の待遇は1時間の授業につき2500円。勤務は週10時間。給与は正規の職員と同額だった1年目と比べ、半分近くに減った。景気回復の実感は「ない」と言い切る。

自民党の公約集には、アベノミクスの成果として「就業者数は約100万人増加」「賃上げ率は過去15年で最高」の言葉が踊る。だが、総務省の労働力調査によると、12年には1813万人だった非正規労働者が13年には1906万人になり、雇用者のうち36・7%を占めている。年齢別にみると、13年は15~24歳(在学中を除く)では32・3%、25~34歳では27・4%が非正規労働者だ。

非常勤では、給与以外にもさまざまな壁がある。生徒に「来年も先生が担当?」と聞かれても、分からないから答えられない。結婚や出産を控える友人もいるが、「私は今の状況では考えていない」。現状のまま生活環境だけが変わったら、仕事が遠のいてしまう可能性があるからだ。

政治にはあまり関心がなかった。投票に行ったのもこれまで2度ほどだ。

教員として働くうち、教育現場と政治は関わりが深いと感じることが増えていった。例えば「40人学級の復活」に触れる政治家がいる。「でも、その人数で授業中にクラスの気を引くようなことをする子がいたら、全体に広がってしまい収拾がつかなくなる」。子どもたちは将来、働いて社会を支える存在になる。「教育にはお金をかけないと、国の発展もない」

選挙や政治が遠い存在だった理由は「よく分からなかったから」。教壇に立つようになって「子どもたちが、どうすれば政治や選挙に関心を持つかを考えるようになった」。わが身で示すためにも投票所へ足を運ぶつもりだ。

【神奈川新聞】

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