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大井町長選 候補者政策アンケート

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2014年12月5日(金) 03:00

(写真左から)間宮恒之氏、牧野一仁氏
(写真左から)間宮恒之氏、牧野一仁氏

20年ぶりに選挙戦となり、7日に投開票される大井町長選の候補者を対象に、神奈川新聞社は政策アンケートを実施した。多選の評価、人口減少、地域活性化、防災などについて、新人の牧野一仁氏(69)と現職の間宮恒行氏(66)=届け出順=の考えを紹介する。

現町政について、牧野氏は「惰性・マンネリ化に陥り政策実現に情熱が感じられない。子育て支援策の充実など新しい風を」と訴える。間宮氏は「公平公正をモットーに民間感覚も取り入れ斬新な企画計画を立て、的確な町政を運営している」と力説する。

同町でも4期16年続いている首長の多選について、牧野氏は「多選を繰り返すと首長の専制化、独裁化が起こり、行政が硬直化し、腐敗も起きやすくなる」と批判する。間宮氏は「最新の知識・情報を習得し、施策実現に努めている。経験を積み確かな事業選択もできている」と切り返す。

人口減少対策では、牧野氏が「子育て世代が大井町に住みたいという各種支援策の充実」を挙げ、間宮氏は「土地区画整理事業などで優良住宅地を確保し、若者層の定住化を進める」と説明する。

地域活性化策では、牧野氏が「エコタウン構想や過疎地域への都心からの特別養護老人ホーム誘致」を掲げ、間宮氏は「土地利用の見直しによる産業基盤の整備、企業誘致など産業振興」を唱える。

■牧野 一仁氏「エコ構想で町づくり」

【1】4期連続無投票で惰性・マンネリ化に陥り、政策実現に情熱が感じられない。予算編成についてもここ数年、代わり映えしない。

【2】多選を重ねると、首長の専制化、独裁化が起こり、行政組織が硬直化する可能性が高くなる。癒着による腐敗も起きやすくなる。

【3】高齢者を支える層である若い子育て世代が大井町に住みたいという環境づくりが重要であり、各種支援策を実現する。

【4】計画中の区画整理地をエコタウン構想による町づくりをし、過疎化の進む相和地域には、都内23区より特別養護老人ホームを誘致。

【5】縮小された担当部署を格上げし強化する。また、行政と自主防災組織の連携を強化するために職員を地区担当者として配置する。

【6】「町民が明るく幸せに暮らせる町」「だれもが住みたい町」にするために行政、地域、町民、事業所が一体となって頑張る。

■間宮 恒行氏「東名生かし産業振興」

【1】常に公平公正をモットーに、民間感覚も取り入れ、町民の期待する政策に斬新な企画計画を立て、的確な町政を運営している。

【2】最新の知識・情報を習得し、最良と思われる施策実現に努めている。また、経験の積み重ねにより、確かな事業選択もできている。

【3】全国的な人口減や少子化の中にあるが、土地区画整理事業などにより優良住宅地を確保、良好な気候風土を生かし定住化を進める。

【4】県などとの調整を図り適切な土地利用で産業基盤を確保、東名高速道路の優位性を生かした企業誘致などを進め、産業振興を図る。

【5】土地崩壊の危険性がある地区は、県の急傾斜地指定などを受け、県事業としてその解消を図る。豪雨などの排水対策も充実する。

【6】小児医療費助成などの子育て環境の充実を図り、住宅地を確保することにより定住化対策を進め、活力あるまちづくりを進める。

※【1】現町政の評価 【2】首長の多選 【3】人口減少対策 【4】地域活性化策 【5】防災対策 【6】将来ビジョン

【神奈川新聞】

 
 

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