他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 政治・行政
  4. 活発な交流継続を 初代開催3市が協定 東アジア文化都市

活発な交流継続を 初代開催3市が協定 東アジア文化都市

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2014年11月19日(水) 03:00

友好協力都市協定を結んだ(左から)泉州市の林副市長、横浜市の林市長、光州広域市の尹市長=横浜市西区内のホテル
友好協力都市協定を結んだ(左から)泉州市の林副市長、横浜市の林市長、光州広域市の尹市長=横浜市西区内のホテル

日中韓3カ国の都市で開催し、17日に閉幕した文化交流事業「東アジア文化都市」の初代開催都市となった横浜市と中国・泉州市、韓国・光州広域市は18日、文化、芸術、観光分野で今後もさらに交流を深めるため、友好協力都市協定を結んだ。各都市で今後行う文化事業にそれぞれの国のアーティストが積極的に参加するなど交流を活性化させる。

横浜市西区みなとみらいのホテルで行われた協定締結式には、横浜市の林文子市長、泉州市の林万明副市長、光州広域市の尹壯鉉市長が出席し、署名を交わした。

林市長は「3都市で約1年間、事業を進めてきて、文化や芸術は言葉の壁を超えると感じた。特に都市間での市民同士のつきあいが素晴らしかったと実感している」と成果を振り返った。

3カ国が都市レベルで交流を深めた点について、尹市長は「文化や芸術は未来を開く鍵となる。青少年の交流も深まった。初代の東アジア文化都市となったこの3都市の責任は軽くはない」と話した。泉州市の林副市長は「横浜でもさまざまな人と交流でき、友好的な感情を抱いた。今回の署名も皆、漢字です。東アジアに共通する伝統的な文化を次世代に引き継いでいきたい」と語った。

林市長も「伝統的な文化を一堂に集めても東アジアとして共通するものがあるとあらためて確認できた。協定が3都市間の新たな交流のスタートになる」と、国レベルの外交とは違う都市間での交流の意義を語った。

光州広域市で来年完成予定の国立文化センターのこけら落とし、泉州市で来年開催するアジア芸術祭、横浜市で来年行われる「ダンス・ダンス・ダンス」のそれぞれのイベントでも互いにアーティストの招致を呼び掛けている。協定に基づき、今後もこうした催しを通じて文化交流を継続していく。

【神奈川新聞】

 
 

政治・行政に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング