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みんな、解党の公算 浅尾氏「やむを得ぬ」路線対立解消せず

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2014年11月19日(水) 03:00

みんなの党が近く、解党する公算が大きくなった。浅尾慶一郎代表(衆院4区)は18日に開いた党役員会後、「党がまとまって政界再編に動けないのであれば、解党はやむを得ない」と言明した。県内国会議員が中心となり、自民でも民主でもない勢力の糾合を目指した「第三極の雄」は、党内の路線対立を克服できず、結党から5年余りで存続の危機に立たされた。

役員会では、解党の是非を議題に、衆院解散までに両院議員総会を開くことを決めたが、浅尾氏は「把握する範囲で解党の意見が多い。党存続(の結論)にはならないと思う。私も解党に賛成する」と述べた。

同党は、民主党をはじめ他の野党との連携に意欲的な浅尾氏ら執行部に対し、渡辺喜美前代表が安倍政権への協力を主張。衆院選を前に、路線対立の激化で、挙党体制の構築が困難となっており、松田公太参院議員らは、解党を検討するよう執行部に求めていた。

浅尾氏は、解党した場合の自身の対応について「裸一貫で始めることを含め、政界再編の最善策を模索したい」とする一方、「民主への合流が政界再編の触媒になるなら、その選択肢を否定しない」と述べた。

これに対し、渡辺氏は「解党は有権者、地方議員、党員への裏切り行為。徹底して反対する」と表明。浅尾氏にこうした考えを直接、伝える意向を示した。松沢成文参院議員(神奈川選挙区)は「第三極をつくり直そうという、志を同じくする人がいる」と述べ、新党結成を模索する考えを示した。

◆立党の精神どこへ政策集団がれき寸前

野党再編に進むか、安倍政権への協力か-。新旧代表の路線対立は、みんなの党の存続そのものに直結する事態となった。

路線を議論した9月の両院議員総会は「与党入りを排除しない」「主要政策を放棄して与党化はしない」と、新旧代表双方の主張を入れた玉虫色で決着。相反する方針であることは明らかで、党内のぎくしゃく感は増すばかりだった。

毎週の両院議員懇談会は執行部を詰問する渡辺氏の大声が国会の廊下に響き、控室から出てくる所属議員は一様にしかめ面を浮かべた。浅尾氏ら執行部も明確な方針を示すことなく、「代表の考えていることが分からない」と所属議員の疑心暗鬼は深まる一方だった。

結局、政権が打った解散劇に党内は浮足立ち、遠心力が一層はたらいた。執行部は民主党との連携強化を打ち出し再編色を鮮明にしたが、党内には唐突な路線変更と受け止められ、反発を招いた。「代表が民主と連携するならそれでいい。どうして理解を求め、議論しようとしないのか」。説明もないまま共通政策づくりが進む状況に、所属議員は悲しげに語った。

浅尾氏は「粘り強く交渉してきたつもりだが、その粘り強さが『早く決められない』との思いを同志に持たれたのは残念だ」。衆参計20人の小党でコミュニケーション不足になれば、解党論に至るのは必然だ。

渡辺氏は常々「多くの新党ができたが、ほとんどががれきになった。みんなの党は違う」と言ってきた。同党の英語名は「ユアパーティー」。前代表の「マイパーティー」と言わんばかりの言動と、現代表が十分なリーダーシップを示せなかったことで、他党からも一目置かれた政策集団は、がれき寸前だ。

【神奈川新聞】

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