民主党とみんなの党との合流構想が浮上していることをめぐり、県内の両党議員から15日、抗議や困惑の声が上がった。
民主党県連は同日開いた臨時の常任幹事会で、「強く遺憾の意を表明する」として、党本部に文書で抗議することを決めた。
県連の金子洋一代表は「みんなの党は、『民主党では改革を押し進めることができない』と言ってきた。その政党となぜ合併の話をしなければならないのか」と強調。「19日に衆院が解散すると言われる中で、『選挙目当て』という話になる。野合と言われたらどうするのか。認めることはできない」と述べた。
みんなの党県総支部の塩坂源一郎幹事長は「政策を実現させるために大同団結の方向性を模索するのは一定の理解をする」とした上で、「衆院選目当てでは地方議員はついて行けない。地方議員や党員、支持者にしっかり説明してほしいと浅尾代表にお願いした」と話した。
【神奈川新聞】