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中井町長選告示まで1週間 元町議、一騎打ちへ 相違点少ない公約

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2014年10月28日(火) 10:00

任期満了に伴う中井町長選(11月4日告示、同9日投開票)の告示まで、あと1週間となった。これまでに、ともに元町議で無所属新人の杉山祐一(60)と曽我功(62)の両氏が立候補を表明しており、前回2010年に続く選挙戦となる見込み。町は人口減や交通網の拡充、買い物環境の改善など課題を抱えるが、両者の公約上の相違点は少なく、3期12年続いた尾上信一町政の継承発展か改革刷新か、候補者の姿勢を選ぶ一騎打ちの構図となっている。

町では、中学卒業までの医療費無償化を実施。認定こども園の「町立なかいこども園」の開設、町立子育て支援センター設置など、子育て世代に手厚い政策を実施してきた。

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生活道路整備では、小田急線秦野駅に向かう、町道砂口南が丘線(740メートル)を開通。行財政改革では、一般会計の起債残額がピークだった1999年度の約47億円から、2013年度には約7億円に減少した。

しかし人口は、10年から4年間で約250人減の9759人(今月1日現在)となり、子育て支援策やインフラ整備が必ずしも結びついていない。町内に鉄道駅がなく、町民も地域によって足柄圏や秦野圏、二宮圏などに分かれ、ニーズをはかりにくい面もある。

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03年から約11年間、町議や議長を務めた杉山氏は今月20日の総決起集会で、町長直轄の「町民会議」創設を第一に訴えた。現町政が行った財政再建を評価しつつ、同会議により町民の声を反映できる町政を公約に掲げる。「どの施策も裏付けとなる確実な財源確保が大事。実現可能な公約を積み重ねたい」

一方の曽我氏は前回に続く2度目の挑戦。現町政を、いろいろ施策を行いながらも結果的に停滞しているとみる。今月12日の総決起集会で人口減・雇用対策などを挙げ「停滞から脱却し元気な町を」と訴えた。具体策では、砂利採掘跡地で地産地消型バイオマス事業を展開、人を呼ぶ里山の再生などを主張する。

両氏の公約は、保育料・給食費無償化などの子育て支援策、高齢者支援策、人口減・雇用対策、企業誘致など多岐にわたるが、町関係者からは「相違点は少なく、尾上町政の継承発展か改革刷新か、町政に臨む姿勢が最大の争点」との声も聞かれる。

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中井町は1908年、西側の中村村と東側の井ノ口村が合併して中井村になり、58年に町制に移行した。以来、中村地区と井ノ口地区から候補者が出て町長の座を争ってきた。

今回、出馬表明している両氏はともに中村地区出身で、井ノ口地区は空白。「井ノ口地区を制する者が町長選を制する」とみて、両陣営は町内全27自治会をグループ分けしてミニ集会を重ねた。前回町長選の投票率67・37%を軸に、有権者の判断と投票が注目される。

【神奈川新聞】

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