任期満了に伴う大磯町長選(11月25日告示、同30日投開票)で、新人で元町教育委員長の曽根田真二氏(66)=大磯町高麗=が3日、無所属で出馬すると表明した。同町長選での出馬表明は現職の中崎久雄町長に続き2人目。
曽根田氏は「現町政は町民目線に立っていない」と出馬理由を説明。「町にとって、観光で日本一を目指すことが必要なのか」と疑問を投げ掛けた。
公約として、修学旅行や補助教材費用の全額公費負担、業者弁当方式による中学校給食の無償実施など義務教育の保護者負担軽減を掲げたほか、1人暮らしの高齢者らからのごみ戸別収集、火葬料の全額補助の実現も主張した。
曽根田氏は2010年3月から今年3月まで町教育委員を務め、うち12年10月から1年間は町教育委員長だった。早大卒。
同町長選は1998年以降、4回連続で現職が新人に敗れている。
【神奈川新聞】