他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 政治・行政
  4. いぶし銀の異彩放つ 三浦の吉田市長が存在感

いぶし銀の異彩放つ 三浦の吉田市長が存在感

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2014年7月11日(金) 03:00

吉田英男市長
吉田英男市長

組織運営や議会答弁などで、三浦市の吉田英男市長が存在感を発揮している。地元選出の小泉進次郎内閣府政務官(衆院11区)が特区対応で三浦方式を横須賀市に推奨し、他自治体の幹部は答弁の妙を称賛。三浦半島4市1町の5首長の中では最年長で派手なパフォーマンスはないが、「いぶし銀」の異彩を放っている。

6月27日、横須賀市役所。国家戦略特区への対応をめぐり同市の吉田雄人市長と面会した小泉氏が提案した一つは、三浦方式の採用だった。「横須賀市は全庁を挙げてやるというが、各部局から案を上げさせるのではなく、部局横断で推進チームを設けるのも一つの考えではないのか」

発言の契機は、三浦市が6月9日に立ち上げた国家戦略特区活用チーム。「口を開けば特区、特区と言っている」という小泉氏にとって、三浦市の対応は積極的と映っていたことが背景にあった。

議会での答弁が注目されたのは、横須賀市長が会長を務める三浦半島観光連絡協議会のパンフレット「自転車半島宣言」の問題。

追加支出の公金負担方針に鎌倉市の監査委員らが疑念を示す中、「横須賀市長は協議会の会長として責任を持って発言しているはず。信頼をしている」などと答弁した。関係自治体のある幹部職員は「被害を受けたと言ってもいい立場なのに、見事な大人の対応だった。横須賀市長との関係を保ちつつ、きちんと責任を果たすようプレッシャーもかけている」と絶賛した。

その一方、舌鋒の鋭さが際立つ場面もあった。

5月下旬に三浦半島の首長らが集まって行われた「三浦半島地域広域幹線道路整備促進期成同盟」の会合。有料道路の維持管理などを行う県道路公社の消費増税時の対応などへの不信感から、「県道路公社は解体すべきだ。県が強力にコントロールし解体すべきだ」と指弾。横須賀市長も即座に同調した。

【神奈川新聞】

 
 

小泉進次郎(政治家)に関するその他のニュース

政治・行政に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング