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羽田連絡道に反対 野鳥の会「貴重な干潟に影響」

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2014年7月10日(木) 03:00

多摩川を挟んだ羽田空港側と川崎市側を直結する「羽田連絡道路」の整備方針を政府が示していることについて、日本野鳥の会神奈川支部(鈴木茂也支部長)は9日、太田昭宏国交相と黒岩祐治知事、福田紀彦川崎市長に、多摩川河口の干潟の環境に影響するなどとして連絡道路を「橋」とする案に反対する要望書を提出した。

要望書の内容は、(1)多摩川河口を横断する橋の計画に反対(2)多摩川河口干潟は現状のまま保全、再生すべき(3)多摩川河口干潟をラムサール条約に登録すべき-の3点。

同日、川崎市役所で会見した石井隆副支部長(53)らは、多摩川河口で絶滅危惧種の野鳥が数多く確認されており、中でもシギやチドリなどの渡り鳥にとって干潟は重要な中継地であると主張。アシ原群落としても貴重で、広大な干潟は東京湾内に残る河口干潟としては唯一と希少性を訴える。

橋ができると水の流れが変わり干潟がなくなる可能性があると指摘する石井さんは、「政治的な決定でいきなり橋というのは憤りを感じる。橋が架かれば生態系に影響が出る。東京湾再生の流れに逆行すると危機感を持っている」と話している。

同支部は「神奈川口構想」が浮上した際にも河口干潟の環境保全を求める要望書を提出したり、河口の自然を考えるシンポジウムを開いたりしている。

【神奈川新聞】

 
 

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