南足柄市は18日、2014年度第1期の市県民税の納税者56人について確定申告のデータが反映されていなかった、と発表した。市は今後の納税額を調整するなどして対応する。
市によると、13日に市民2人から税額が違うと問い合わせがあり、市が調査して発覚。減額となるのは48件で計約181万円、増額は8件で計約34万円。
市はこれまで、基本ソフト(OS)ウィンドウズXPを搭載したパソコンを使用していたが、4月のサポート終了を控え1月30日に交換。その際、国から市税務課のパソコンに送信された確定申告のデータを外部保存しなかったために消去され、気付かずに作業を続けた。
同課は「認識が足りずにデータを移すことを忘れていた。今後は細心の注意を払うとともに、チェック体制の充実を図りたい」と話していた。
【神奈川新聞】