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川崎まるごとWi-Fi化計画 推進に向け市が有識者集め初会合

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2014年5月20日(火) 03:00

公衆無線LAN環境の整備に向け専門家の意見を聞くため設置された検討委員会=川崎市役所
公衆無線LAN環境の整備に向け専門家の意見を聞くため設置された検討委員会=川崎市役所

川崎市は19日、市内にWiFi(ワイファイ、公衆無線LANサービス)を張り巡らし、市民や観光客の利便性向上などを目指すため、新たに有識者や事業者らによる「公衆無線LAN環境整備検討委員会」を設置し、初会合を開いた=写真。市が整備の方向性案などをを示し、各委員から意見などを聞いた。

福田紀彦市長は昨秋の市長選公約で、市内全域に1万カ所のWiFiのアクセスポイントを整備するなどとした「川崎まるごとWi-Fi化計画」を掲げた。公約実現に向け、市はいつでも誰でも無料で利用できる公衆無線LAN環境の整備を推進し、市民や観光客の利便性向上や災害時の情報通信手段、地域の活性化につなげる取り組みをスタート。本年度予算には公衆無線LANの環境整備推進費として約1250万円を計上している。庁内の関係部署による推進部会のほか、同委を設置した。

同委は学識経験者や携帯電話事業者、電気通信事業者など11人で構成され、九州大大学院の実積寿也教授が委員長に選ばれた。福田市長は「これからWiFiは基本的なインフラになってくる。市民が生活するなかでどんな利活用ができるのか、どう整備すればいいのか、いろいろご検討いただきたい」とあいさつ。

市側は行政のICT(通信情報技術)サービスの方向性として、モバイル端末の利用を想定した仕組みへシフトする「モバイル・ファースト」の考えを示した上で、WiFiを活用した施策展開例などを示した。委員からは「モバイル・ファーストの考えは賛同できる」「市民、利用者のニーズの把握が必要」といった意見が出た。次回は6月中旬に開催される予定。

【神奈川新聞】

 
 

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