他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 政治・行政
  4. 「エネ基本計画抜本見直しを」、小田原で脱原発首長会議

「エネ基本計画抜本見直しを」、小田原で脱原発首長会議

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2014年4月27日(日) 03:00

政府のエネルギー基本計画に対する批判も相次いだ「脱原発をめざす首長会議」の総会=小田原市民会館
政府のエネルギー基本計画に対する批判も相次いだ「脱原発をめざす首長会議」の総会=小田原市民会館

全国39都道府県の市区町村長とその経験者計94人でつくる「脱原発をめざす首長会議」の年次総会が26日、小田原市本町の小田原市民会館で開かれた。加藤憲一市長や世話人の三上元静岡県湖西市長ら19人の会員が出席し、市民ら約30人が傍聴した。

政府が原発再稼働を進める方針を明記して今月11日に閣議決定した「エネルギー基本計画」について、「国民の議論を無視し、福島の事故がなかったような基本計画を断じて認めることはできない」として抜本的見直しを求める決議を採択した。

原発周辺の自治体が策定を求められている避難計画については「福島の事故で今なお避難生活が続いている。帰還計画の法整備が必要」(井戸川克隆元福島県双葉町長)といった意見も。「実効的な避難計画と態勢」が確保されなければ再稼働を認めないという政府方針を明確にするよう求める決議を採択。

このほか九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働に反対する決議を採択し、いずれも関係省庁に近く提出するという。

総会後の勉強会では、小田原市内で行われている再生可能エネルギーの普及事業について加藤市長や事業者らが紹介した。加藤市長は終了後の記者会見で「県内の自治体で脱原発の旗を掲げている所は少ないのが現状だが、再生可能エネルギーの導入など、できる部分については県内で動きを広げていきたい」と述べた。

【神奈川新聞】

 
 

脱原発に関するその他のニュース

政治・行政に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング