茅ケ崎市の服部信明市長は18日、定例会見で「住民サービスをする上で優位になる」などとして、中核市への移行に意欲を示した。
市の人口は現在約23万7千人だが、総務省が今国会に提出した地方自治法改正案が可決された場合、中核市の人口要件が20万人以上となり、同市も条件を満たすことになる。
服部市長は「政令市には教職員の人事権すべてが移行される。遠くない時期に、こうした権限が中核市にも移されるだろう」との展望を示した上で、「住民に近いところでサービスをする上で、中核市になることは優位なこと。できるだけ早く議論を深めていきたい」と中核市移行へ前向きな姿勢を強調した。
保健所業務を自前で担うことも条件となるが、市はすでに保健所政令市への移行準備を進めている。この日は人材育成の方針や財政計画などを盛り込んだ基本計画の骨子を発表。計画を10月に策定し、2017年4月の保健所開設を目指すとしている。
【神奈川新聞】