鎌倉市の松尾崇市長は2日の定例会見で、市議会2月定例会で取り下げた家庭系ごみの収集を有料化する条例改正案について、再提出や開始の時期は依然流動的であることを明らかにした。
松尾市長は、条例改正案取り下げでスケジュールが遅れていることを認めつつ、予定している10月の開始を「ずれ込まないのがベスト」と説明。臨時議会の招集も検討しているという。
2月定例会では、条例改正案に有料化の対象品目が明記されていないことが批判された。これを受け松尾市長は、再提出の際は品目を条例に書き込む方針を示した。
1日付で就任した小林昭副市長が元国土交通省職員であることが同定例会で一部市議から「天下り」と批判されたことについては、松尾市長は「わたし自身は天下りだと思っていない。国で活躍した方に、今度は鎌倉で力を発揮してほしい」とけん制した。
また、制定を検討している海水浴場のマナーアップ条例について、4月中にパブリックコメント(市民意見募集)を行う考えも明らかにした。
【神奈川新聞】