南足柄市は13日、総額243億7100万円の2014年度当初予算案を発表した。一般会計は137億4千万円で前年度比1・2%増。人件費は25年ぶりに30億円を下回り、防災、福祉、教育の各分野に重点的に配分した。加藤修平市長は「税収に応じて身の丈に合った行財政運営に努めたい」と説明した。
一般会計の歳入は、市税全体で0・6%増の73億1300万円を計上。歳出は、市立全3中学校でエアコン設置、市立全6小学校でそれぞれ防犯カメラ4台を設置するなど教育費は20・2%増。防災無線の音声明瞭化などを盛り込んだ消防費も20・3%増加した。一方、土地開発公社の解散に伴う用地取得の減少で土木費は36・4%減となった。
新規事業は指定避難場所の市立岡本中学校で太陽光発電設備の設置や子育て支援計画の策定など。
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