仕事始めとなった6日、三浦半島の各自治体では首長が職員らを前に新年の抱負や取り組むべき課題を述べた。
◆横須賀市
吉田雄人市長は、「選ばれるまち横須賀という大きなビジョンを掲げて2期目がスタートした。予算策定にあたって、若い世代の人口減少に歯止めをかけることができる施策かどうか、市民の役に立っているかどうか、市民の満足度向上に大事な職員の意欲向上につながっているか-という3点を基準に見ていきたい」と表明。「管理職は、少ない(人的)資源でも戦えるという攻めの姿勢で職務にまい進してほしい」と呼び掛けた。
◆逗子市
平井竜一市長は、「現総合計画の最終年であり、私の2期目の総仕上げの年でもある。実りを得る結実の年としたい。常に前を向き、仕事に追われるのではなく、追いかけるよう心掛けよう」と述べた。「最大の課題は、池子の森自然公園の実現。そして逗子海水浴場のファミリービーチとしての再生、情報セキュリティー強化、市制60周年記念事業の成功など。(48歳となる)年男なので馬車馬のように先頭に立ってぐいぐい引っ張っていく」
◆三浦市
吉田英男市長は、「財政的に非常に厳しいが、萎縮してはいけない。いかに知恵を出すかが与えられた課題だ。市長就任以来、シンプル、スピード、サービスの3つのSを提唱しているが、あらためて意識してほしい」と強調。「大きなテーマは、二町谷埋め立て地問題の進展だ。一歩でも進めることは市全体をいい方向に持っていくことになる。そのほかでも、各課が課題にチャレンジすることが市民の信頼に応える第一歩になる」と語りかけた。
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